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長崎西高同窓会各支部からのお知らせ

『ヘイマ農園』でのイモ掘り体験記

雲ひとつない晴天に恵まれた10月31日(木)。2度も降雨のため、延期の憂き目に遭ったが、満を持して『ヘイマ農園』で愉しい時間が流れる。 『ヘイマ農園』は平間卓也(西高14回生)君が所有する農園である。歴史的に有名な楠木正成のゆかりの里でもある、大阪府唯一の村「千早赤阪村」とは一衣帯水の地、大阪府南河内郡河南町に農園を構えている。
今日、イモ掘りと農作業とミニ同窓会の宴を目的として、関西在住長崎西高14回生5名が一堂に会した。
当日、南海高野線「河内長野」駅で上崎洋夫君、出田和也君、近藤(清田)信子さん、山田東一が集合し、ここから近鉄南大阪線に乗り換え、「滝谷」駅へ向かう。「滝谷」駅から徒歩で15分足らずのところにある「滝谷不動」で平間夫妻と落ち合うことにしていた。「滝谷不動」の駐車場の傍らに大きな葉をつけた橡(とち)の木があった。ここで平間夫妻のお出迎えを受けた。平間夫妻は「夫唱婦随」という言葉がぴったりのようだ。いや、「婦唱夫随?」かも!
先ずは、「道の駅」へちょこっと買い物に行くことになった。平間君の小型トラックとご夫人運転の乗用車に分乗し、いざ、「道の駅」へ。
「道の駅」のなかには、平間君が売りに出された農作物が数点見える。ここで昼食用の弁当と地場産品をどっさり買う。朝の10時すぎとはいえ、いろんな新鮮な野菜を買い求める人たちで賑わっている。他市ナンバーのクルマもちらほら。
「道の駅」で買い物を済ますと、面々を乗せた2台のクルマはよじりもじりする農道を一路『ヘイマ農園』へ向かって走り行く。途中、クルマの窓越しに、民家の庭先に植えられた木々の紅葉が見られる。遠くには、夏の花火大会で有名なPLの塔、奈良県と大阪府にまたがる葛城山(960m)・金剛山(1125m)がくっきりと目に入る。
『ヘイマ農園』へ着いた。周囲は広大無辺に広がる、すばらしい畑作風景だ。事務所を兼ねた農小屋に新しく購入された農耕機が目を奪う。畑には茄子、ピーマン、大葉、ホウレンソウ、ニンジン、かぶら、さつまいもなどが栽培されている。
早速、用意された軍手を嵌め、長靴に履き替えてイモ掘り作業に移る。平間君とご夫人のていねいな指導のもと、イモ掘りを開始する。黒色の畦シートを剥がすと露骨に現れたイモ蔓を目当てにその周辺の土を掘る。イモに傷をつけないように慎重に土を掘り分け、かき分けてもごまめの歯軋りか(いきり立つも甲斐がなく)、小さなスコップがイモの表皮に触れてしまう。イモは大きく、紡錘形をしており、土中深くしぶとく埋まり込んでいるので、かなりの深さまで掘り進めなければならない。それゆえ、とても大きなイモを掘り出すと、掘り終えた達成感と自分でも掘れるんだ!という喜びとで歓声が上がる始末だ。手間と時間はかかるものの、“せからしかごとはいっちょんなかバイ!”と異口同音。
『ヘイマ農園』で栽培されているイモは「紅薩摩(べにさつま)」と呼ばれる最高品種のものだという。赤い外形、濃い黄白色の中身、繊維質が少ない、甘味が強いというのが特徴だそうだ。鹿児島名産「薩摩芋焼酎」の原材料にもなっているとか。
寸陰を惜しみながら、小一時間でたくさんのイモが掘れたところでイモ掘り作業は終了した。
昼食の時間になった。ビール奉行の上崎君と平間君がコンビニへビールを買いに出かけている間、料理上手な近藤さんによる、茄子、しいたけ、ピーマン、ハムの油炒めもの、ぶつ切りにした鶏肉とうす醤油で味付けし、その場で採ったホウレンソウ、みぶな、ニンジンと、たまねぎ、マイタケ、エリンギを入れた惣菜汁が出来上がる。まったりとした味がおいしそうだ。
農園のなかで談笑を交えながらの同窓会の団欒は愉しい。同窓会の気分とビールに酔いしれるひとときは最高である。各自の弁舌が軽やかだ。懸河の弁のようによどみなく流れる。今回、滋賀県・草津市から2時間超をかけて初来園した出田君の語り口は迫力満点だ。その語り種は落語を聞くよりおもしろい。放笑・爆笑のウズの雰囲気だった。
2005年10月末ころ、福岡市・博多から来園したことのある、濱口信雄君に上崎君がケータイ電話をする。そして、出田、山田、平間、近藤の順でケータイリレーの嵐が吹く。なごやかな時間だ。濱口君が来園の折に持参した、手作りの生ハムと地ビールは格別にうまかった。今でも鮮明にその記憶がよぎる。
冬場に暖を取ったり、枯草などを焼却したりの役割をする、簡易なドラム缶にアルミホイールで包まれた生イモを掘り込み、火を付ける。「じじィ、焼きイモはまだか?」と殿様気分で待つこと15分。香気芬芬の焼きイモがふんわり出来上がる。黄白色の身があざやかだ。ほんのりとした甘味が食趣を誘う。
あっという間に時間が過ぎ去る。次のミニ同窓会は平間君行きつけの小料理店「養老乃瀧」で一献かたむけることになった。昼間のビールだけでは物足りない面々にはうれしいおもてなしだ。4時を回ったころ、「養老乃瀧」の主人がわざわざマイクロバスで迎えに来てくれた。その主人によれば、「平間さんはこの地域ではとても人気者で、誰でも知っている」と。温厚篤実な人柄の、平間君の真骨頂を発揮する一面をうかがわせる。
小料理店へ行く。時間がまだ早いせいか、店内はまばらだ。食卓にはすでに鍋料理とすき焼きがコンロの上に置かれている。火を通されるのをぶつくさ待っているかのようだ。鮟鱇の待ち食いのようにぽか〜んと待っていると、まさに食べごろの鍋とすき焼きが出来上がる。近藤さんがやさしく各自の器に切り盛りしてくれる。生ビールで今日2回目の乾杯を行う。まだ腹3分目くらいの状態だが、なぜかすいすい料理が口に入る。ミニ同窓会の冥利に尽きる思いがなせるワザか? 場の盛り上がりがお開きの予定時間を大幅に延長させた。酒に弱いハズの筆者は30分の延長の間、焼酎のお湯割りを3杯もおかわりした。この焼酎は「紅薩摩」を主原料とした「薩摩芋焼酎!?」だったら良かったのだが……。ひょっとしたらの思いになる。
『ヘイマ農園』で初めて同窓会が行なわれたのは2000年10月まで遡る。
そのときは金剛山登山(頂上の2/3くらいに当たる地点までをロープウエーで昇る)を果たしたあと、『ヘイマ農園』での秋の同窓会と併行し、今回と同じくイモ掘りや農作業を体験するという、すばらしい企画だった。西高14回生(男6名、女3名)9名が参加し、現在の「ひとんよか会」の礎を築く嚆矢となった。
また、『ヘイマ農園』は我々の高談闊論の「場」として存在している。還暦記念の「韓国・ソウル」旅行の構想や、さまざまな催しなどの立案が練られたのもこの「場」だった。新進気鋭ならぬ『老身気鋭』(森村誠一著『五十歳でも老人八十歳でも青年』ベスト新書より引用)という言葉を高々と掲げ、これからも永々はつらつと進んで行きたいものである。
最後に、我々の会合にいつも常連だった、最初の予定日に参加の気概があった、今回も参加されていたら、カメラでの撮影など三面六臂の活動があっただろうと思われる川内工一君。酒が滅法に強い深堀光君。才気縦横な田中(緒方)栄子さん、プロの洋画家を彷彿と感じさせる松崎陽二君たちが都合で参加できなかったのは残念。次の機会は是非ともご参加を!

2013/11/8 山田 東一



これが「紅薩摩」イモだ!


いよいよ待望の酒盛りが始まる。


大学時代は重量挙げをしていたという。タフとパワーは健在の上崎洋夫君



紅一点、上品な近藤信子さん


演歌が得意な出田和也君


ヘイマ農園の園主 平間卓也君


丸尾中の同級生、当時の話で持ちきりの出田君と上崎君(右)


ミニ同窓会は鍋料理に限る!

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