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長崎西高同窓会各支部からのお知らせ

「ヘイマ農園」でのひととき

11月6日(木)、「ヘイマ農園」でイモ掘りを兼ねて、関西在住長崎西高14回生(ひとんよか会)の「同窓会」が行われた。当日朝10時に、南海高野線「河内長野」駅で、川内工一君、上崎洋夫君、近藤(清田)信子さん、田中(緒方)栄子さん、山田東一が合流した。また、福岡・博多から2度目の来園となる濱口信雄君を迎え、さらには上崎君の、才気走る娘さんの参加があり、今回の同窓会は異彩を放つ、にぎやかな顔ぶれが揃い、今からでもその盛り上がりを予測できそうだった。
「河内長野」駅で近鉄南大阪線に乗り換え、「滝谷不動」まで行った。駅の副名として付記されている大阪大谷大学の、下車する大勢の女子大生の輪に交じりながら出口へ向かった。ここで、平間卓也君夫妻のお出迎えを受けた。2台の乗用車に分乗し、どこにも寄り道せず、直接「ヘイマ農園」へ行くことになった。途中、日本3大不動尊の1つと崇敬されている「滝谷不動尊」の前を通り、信号もクルマも少ない農道を走り抜けて行く。クルマの窓から広大な農園地帯を見て取ることができる。梨地クリヤ色のビニールハウスがやたらと多く目に入る。今の時期に何が栽培されているのだろうか? ハウスのなかがよく見えないので、たぶんキュウリかなトマトかな、いや茄子だろうと、いろいろと推測するだけだった。
「ヘイマ農園」へ着いた。畑には多種類の野菜が理路整然と櫛比し、周囲は野趣に富んでいる。
植えられている野菜は、白菜、キャベツ、チシャ、里イモ、大根、下仁田ネギ(殿様ネギ)――などを一瞥できる。今が旬かと思わせるほどの出来ばえの良さを誇る光景だ。また、「ヘイマ農園」の近辺は、PL塔が間近かに見え、夏の催しとして行われるPLの打上花火を一望できる、絶好の場所となっている。
簡易に仮設されたテーブルに参加者各自が腰を下ろす。イモ掘りをする前に、小宴を始めるという段取りが顔をほころばせる。テーブルの上には、濱口信雄君が持参した、自家製のどぶろく(にごり酒)、生ハム、パン、赤飯が置かれ、落花生、上崎君の奥さんからの差し入れの手料理、……と食思を誘うものが並ぶ。いわば自給自足の小宴なのかな。会長の上崎君の音頭で乾杯をする時がきた。上崎君が周到に用意したお猪口にどぶろくを注ぎ合い、一斉に「乾杯〜!」の声を発し、それぞれお猪口をかち合わせ、「ヘイマ農園」での小宴が始まった。濱口君手製の生ハムを田中さんがていねいに薄切りに切り捌き、食べやすくしてくれる。濱口君に依ると、「この生ハムは豚肉を7〜8時間燻製し、防腐剤や化学調味料をいっさい使っていないから、さだめしうまかとよ」と。食べさせていただくと、まさに濱口君の申したとおりだと実感する。また、どぶろくは日頃なじみがうすいが、じんわり味わうなかで、韓国のマッコリを思い出す。還暦記念旅行でソウル・明洞の「オモニチブ」という居酒屋でしこたま飲んだことがあるマッコリと同じ味がするのだ。
濱口君はどぶろくについて、「蒸した米にこうじと水を加えて醸造しただけの、カスを残さない白濁した酒バイ」と教えてくれる。濱口君の蘊蓄の深さにただただ感服するばかりだ。このどぶろくのアルコール度は10%前後か? 飲みやすいので、お猪口に注がれるままに飲む。胃のなかでどぶろくが踊り狂うようだ(ちょっとオーバーかな)。日頃、ビール、発泡酒、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワイン……を飲み、どぶろくはさして飲まないが、どぶろくの独特の味に思わず〈一酔千日(うまい酒)!〉とつぶやく。どぶろくが入った瓶に「濱の縁」と書かれたラベルが貼られていた。人との「縁」を重んじる濱口君らしい試みである。
平間夫人が2品種の焼きイモを持って来てくれた。1つは、焼酎の原料として有名で、イモ焼酎のブームに貢献したとされる「黄金千貫(こがねせんがん)」、他の1つは、サツマイモのなかでも焼きイモに最適の品種だといわれる「高系14号」である。「黄金千貫」の外皮は黄金色をし、「高系14号」は紅色である。焼き立てだから、うまさ100倍だ!
談論風発する小宴が続くなかで、川内君が関西で行われた、これまでの同窓会などの写真を集めて作成した写真集3冊を持ち寄っていた。各自順繰りに閲覧する。関西で初めて同窓会が開かれたのは1982年12月。その時は14回卒なつかしい面々が13名も集まった。話題は何といっても、西高時代のことばかり。
同窓会のすばらしさ、楽しさがこの写真集からうかがえる。
また、彼は、先日行われた、14回生の同窓会(東京大会)の模様をパソコンに収め、今回の場に持参してくれていたが、あいにく、「ヘイマ農園」の周辺にはまだ電気が来ておらず、パソコンを開けられなかった。盛大に行われた東京大会の様子を垣間見る機会の到来を心待ちにしていただけに、残念だった。
フレディ松川氏(医学博士、湘南長寿園病院長)はその著『絶対ボケない生活』(廣済堂出版)のなかで、≪ 男性にとっても女性にとっても、楽しいのは同窓会だ。もし、開かれることがあったら、ボケないためにも、ぜひ参加することをすすめる。なぜなら参加しただれもが学生時代に戻れるからである。(中略)同窓会にはできるだけ参加し、ときめいてほしいのだ ≫と述べている。 同窓会での話題は、西高時代のあれやこれや経験・体験したこと、ときめいたこと、初恋談義、受験、同級生、先生……などがほとんど占める。やはり、西高時代の懐旧談がみんなによく通じるし、話しやすい。

 さて――。
 本日のメーン・イベントの「イモ掘り」の時間が迫ってきた。一時小宴を中断し、「ヘイマ農園」から指呼の間にあるイモ畑に移動し、いよいよ、イモ掘りをすることになった。軍手を嵌め、畔シートを剥がし、イモ蔓が見える部分の土にのべつ幕なしに、スコップを押し込む。
植えているイモは2品種あるという。「安納(あんのう)イモ」と「紅彩芽(べにあやめ)イモ」だとか。「安納イモ」は、種子島原産で、糖度が高く、高水分であることが特徴だそうである。掘り起こすと、1本の蔓に10個ぐらい群になってぶらさがり、盛観な趣をなしている。「紅彩芽イモ」は、赤紫色があざやかな外皮をしており、紡錘形をした大きなイモが多い。無造作にスコップを挿し込んで土を掘ってしまうと、無残にも表皮に傷をつけたり、イモ自体を切断したりすることがあるので、かなり慎重な作業をしなければならなかった。それゆえ、すんなり掘り終えると「快哉!」と叫びたくなる始末。
 イモ掘りには、川内君、上崎君、濱口君、田中さん、近藤さん、上崎君の娘さん、筆者の7人が挑戦したが、とりわけ、川内君、上崎君と濱口君らのパワーとタフさには敬服した。筆者は常日頃の運動不足が祟り、何度も顎を出しそうだった。筆者1人、「ごまめの魚交じり」のようだった(笑)。
 掘り終えたイモは近藤さんが水洗いして、奮闘よろしく付着した泥を拭い去ってくれた。水洗いされた「紅彩芽イモ」の赤紫色(紅色)があざやかに天日で輝いている。  上崎君が、黙々とイモ掘り作業をこなしている娘さんに「ほどほどにやれよ……」とやさしく気配りの声をかける。明日の仕事に支障を来たさないようにと心配りをする上崎君の短い言葉から、父娘の愛情と深い絆が感じられ、とても印象的だった。
 イモ掘りが終わると、平間夫人が、下仁田ネギ、厚揚げ、里イモ、豚肉、白菜、ニンジン、糸こんにゃくなどを入れた豚汁を料理してくれていた。再び、小宴が始まり、ビールを飲みながら談笑した。
 秋の日は鉈(釣瓶とも)落としといわれるように、日が暮れるのが早い。「ヘイマ農園」もすでに暮色に包まれる。「おみやげにイモなどお持ち帰りください」と平間夫妻のうれしいおもてなしがあった。各自それぞれ、収穫したばかりのイモ2品種(安納イモ、紅彩芽イモ)、下仁田ネギ、里イモ、大根、白菜、チシャなどをいただき、帰り仕度をした。
 昨年は、雨のため2度も延期され、いわば、雨過天晴の「ヘイマ農園」でのイモ掘り会だった。今年は、台風20号の発生により、雨、風、交通の乱れが幾分懸念されたが、その影響もなく、淡い雲が終始たなびき、晴れ間ものぞき、寒くも暑くもない、絶好のイモ掘り日和(!?)だった。
病気退院後まもない平間君だったが、前の元気さが戻り、ご夫人とともに我々の来園に対し、用意万端に演出される立ち居ふるまいと心あふれる「おもてなし」に感謝したい。感謝・感謝・感謝!  黒洞々たる夜になった。時刻は5時半ごろ。来年、「新年会で会おう」を念頭に帰路についた。

川内君に撮影していただいた、「ヘイマ農園」で行われたイモ掘りの様子の写真です。それぞれ、西高時代のなじみの深〜い人たちばかり(?)。全員、文面に名前が登場します。人物名を推理してください。

2014/11/18 関東支部 山田東一 (写真 川内工一)

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