8月31日、長崎市、長崎教育委員会主催、我が長崎游泳協会指導夏期水泳教室が 無事終了、少子化に関わらず昨年を上回る2700人の児童生徒が受講、懸命に稽古 に頑張ってくれました。
皆さんはねずみ島水泳道場経験多数かと、前掲示板記載の通り第二次外港計画にて昭和 47年閉鎖、当時の諸谷市長の決断にて翌年から新築長崎市民総合プールで継続、 ねずみ島で70年、長崎市民総合プールで40年、110年目の水泳教室でした。
明治35年「游泳を通じて青少年よ 逞しく育て」長崎新聞の前身、東洋日の出新聞社主鈴木天眼、姿三四郎のモデル、西郷四郎先生方の発起で創設、小生の曾祖父も 会計として参画以降、祖父、父、小生とご縁が続いています。
行政の仕組みもシステムも代わり市民総合プール、委託より指定管理制度に移行、実績を認めて頂き特別管理指定頂き、従前の水泳指導に加えてプールの経営管理と全ての責務を担う立場に。安全第一、無事故が課題の最重点、市民に快適に泳いだり水中歩行の 環境作り、市民の利用増「入場者、売上げ増」も課題です。
夏期水泳教室は小学3年からの受講を1年生から応募、年間温水プールで幼稚園、保育園園児を園毎に園児教室開設、早くから水に馴染む効果、昨年は6000名の参加。 大人には美と健康に水中アクア教室開講、昨年は8000名超参加、常勤の教師の知恵と努力で健闘、右肩上がりの利用者数増加、嬉しい事です。
協会の不思議、伝統の重み
夏期水泳教室(夏休み)7月21日9時から教室始まり、月水金A班 火木土B班 連日約1300名の児童生徒参加です。8時15分指導者朝礼(ねずみ島時代教師資格取得、プール時代取得、全て丁組1班から 丙組、乙組,甲組、初段資格、を経て教師に)。手紙も電話も、メールも一切連絡なしで、連日60名を超える先生方が自然に参加され1000名を超える充分指導に対処可能。己が教わった恩返しとはいえ、伝統の力、凄い事、有り難い事、責任者として感謝の想い です。
教育の面から思う事
子供達がともかく先生のいう事を良く聞いてくれます。(小生4年間学校教育に携わった 経験の見地からみても)私なりに考えてみました。ねずみ島時代からの伝統「水泳と事故は背中合わせ」子供達の 命を守る教師の緊張感、危機感はプールに移っても引き継がれています。子供達は敏感に教師の念いを感じてくれています。もう一つは「教師が泳いで見せて教えろ」これ又ねずみ島時代からの伝統です。子供の眼は鋭く本物かどうか見抜きます。奇麗な泳ぎ、効率的泳ぎ、子供達に身を以て納得させる指導 敏感に子供達は感じ教師を信頼してくれてます。
上記2点 協会水泳指導の原点ですが、全ての教育現場に共通する課題と。
10年前100周年はフジヤマの飛び魚日本水泳連盟、故古橋 広之進会長 を来賓にシンクロの金子委員長選手同行演技、記念碑建立、記念誌発刊記念歌制作等 盛大に故父直一当時90歳傘下の元盛大に開催されました。
今年の110周年、経済環境もかわり「質素堅実な中で必要なことはきちんとやろう」 との趣意、1月3日吉例110周年記念寒中水泳稽古始め、7月21日開始夏期水泳教室 8月5日大村湾8KM遠泳、例年通り粛々と110年の想いをこめて開催。
記念祝賀会には日本水泳連盟理事、八木沼日本泳法委員長、小堀流宗家古閑師範始め日本 泳法関係者が全国から、地元から中村知事、田上市長、プールメンテでお世話になってる 同期 協和機電坂井君始め極々身内に絞り和やかに楽しく会食。知事、市長も異例の最後の 万歳迄参加、協会の歴史の重みと今後の継続の責務を痛感しました。
私事ですが、古希を機会に、商店街や経済界の一線を次の世代にお願いし、若い時代の 罪滅ぼしに最も似合わない人育て?(青雲学園理事。長崎外国語大理事)に経営参画、勿論 長崎游泳協会は身体が動けない迄の生涯のライフワークです。
最後に110周年記念DVD作成しました。セットでTV用とパソコン用(パソコン用資料豊富) 懐かしいビデオ(8m?)と古い資料満載、ある意味長崎の文化DVD。少し余裕、強い強い希望ございましたらnaohide@tanakaya-inc.comご連絡を、先着限定かと。
前にもPRしましたが「長崎游泳協会」HPにも協会の歴史と情報満載、お暇の折覗いて みて下さい。
年取ると早起き、長々と私事、恐縮です。