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長崎西高14回生同窓会トピックス

似合わない「反面教育委員」?長崎県教育界雑感 No.5(田中直英君コラムより)

平成21年10月〜22年7月の間、県教委HPに連載した素人の駄文です。
・・・・・も山の賑わい!! 当HPの面埋めに!ご笑読下さい。(田中直英)

寒中水泳

1月3日吉例、寒中水泳が開催されました。
108年の歴史を持つ長崎游泳協会の伝統行事で、今年も、38年前までの游泳協会の道場であり、70年間長崎市民が、慣れ親しんだ懐かしいねずみ島(3方埋め立て1面砂浜)先師の碑前の砂浜が会場です。

  7才から74才の協会の生徒、教師、特別参加の高校水泳部、水球部、総勢100有余名が冷たい冬の海でそれぞれに新年の想いを込めて初泳ぎ。
恒例の水書(水中書道・書初め)では
「祈 躍 進 長 崎 龍 虎 年」 と披露。
NHKでの龍馬伝の放映、虎(寅)年の今年、「龍虎の勢い」で元気な長崎へと期待を込めての初泳ぎに始まり、伝承小堀流踏水術等で全員が游泳。泳ぎ終わると焚き火と暖かい豚汁で身体を暖め、稽古始め終了。2010年、協会は長崎市民総合プールを本拠に設立の趣意「市民皆泳」「小堀流踏水術伝承」を基本に約3000名の児童生徒が参加する夏季水泳教室を柱として108年目の活動にはいります。

長崎游泳協会は、ねずみ島時代70年、外港計画による閉鎖のために、市民総合プールに稽古の場を移して38年、都合108年の永きにわたり水泳指導を継続しており、延べ50万人を超える児童生徒の受講事例は珍しく、100周年の折には、当時の日本水泳連盟(故)古橋広之進会長にも参列いただきました。

小学校低学年から、ねずみ島に、市民総合プールに通い、昇級、昇段を経て指導者になった16才から85才までの幅広い年代の異業種の指導者集団、教育は素人ですが、先ず子どもたちに
「泳いで見せる」
「海・プールを問わず危険と背中合わせ・命を預かっている使命感」
この2つの姿勢を示し、1日約1500名の子供たちはそれを敏感に感じ、事故なく整然と行われてきた夏季水泳教室は今年108年目を迎えます。先輩方が築かれた伝統は「身をもって教える」「命を絶対守る強い姿勢」。これは、これからの教育にも肝要と教えてくれていると思います。

寒中水泳、確かに冬の海は冷たく、厳しい修練ですが、年初の区切りとして、新たな抱負と意欲を体感できる行事として、毎年1月3日開催の継続は関わる私どもの役割と思いを新たにした心地よい1日でした。

平成22年1月22日 教育委員 田中直英

2012/10/19  田中 直英

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