こんにちは。
前回、新音楽室の体験話について。
本ページ
『第14回 卒業50周年記念 古稀同窓会の思い出』の背景写真を、もう一度ご覧ください。
そこに出席して座っている当の私達には初めて見る角度、つまり全体を前から見られる場面です。
こうしてみると、音楽室のこの急階段席は、先生方からは生徒の一人一人の顔が、お互い重ならないでよく見えるのでした。
だから、公平・平等、実に、教室として「ようできとる」のです。
カンニングができないように「ようできとる」と「じゃなかとよ」。
カニは海辺でも川でも、横歩きする。それが本態・自然体。人間性もとっさの時ほど、その本質が出るのです。
写真でも伝わるように、このときの雰囲気は「いい」なんてもんじゃない。まるきり高校性の時に戻った気分の復活授業でした。
そのレポートより別にも一つ、感じたことがあります。最初の西高正面玄関の「柏の緑」、
続いて音楽室のマチュピチュ感覚繋がりで、グラウンドの話がしたいのです。
そこで先に最後に当日、記念写真撮影の舞台?となった五月陽春の日差しのギラギラ照り返す、黄色と白の入り交じった
思い出のグラウンドと体育館の印象をお伝えしたい・・・。
校庭のグラウンド、昔は、その端っこ長屋のような「部室」が建っていたせいもあって、もっとぺんぺん草やイワシ草など、
不規則に生えていて、それがスペースの縁取りになっていたように思います。
また、そこから下界に降りる端っこの石階は憩いの店、うどんの西川につながっていて、牧歌的そのものでした。
という思い出絡みの気持ちの中に、さて当日
音楽の授業のあと、別のイペントでもあった現在の各教室巡りを終えて、
・・・・ぞろぞろと皆、スリッパを自分の靴に履き替えて(原則として、自分の靴と査定するものを選んだ)
本校舎から、あの古典・文化財級の体育館につながる通路を、ゴソゴソと、裏の校庭のグラウンドに出る。
そのとき、放課後で、在校生の方に三々五々であいますが、皆さん挨拶の会釈がピリッと感じたよく自然体で、うれしかった。
それに
この記念同窓会のための準備で、皆さん方にいろいろお世話になっているので、恐縮と感謝の念がわいてきます。
卒業して〇〇年も経つ私たちは、はたしてよか先輩って言えるかなー、と
なんだか忸怩たる思いもして、申し訳ない気にもなった。あのころは、偏差値もあんまり高うなかったごたる気もするし。
そいばってん、わたし達のさらに先輩方は「変差」値は高かったて聞いています。
クリスマスツリーをクラスで作ることになった暁に、あっと驚く、立派なこの木は生徒が町の公園のものを引っこ抜いてか、
切ってか、教室に持ってきていたんだとか。その他、伝説の・・・がいっぱいありますよ。
私たち(14回生)は、その点が、高くもなく低くもなく、中肉・中背・中庸の人格。世間じゃこれを「パッとせんとたい」」とも言う。
それからも一点、kingスEnglishはかなり成績よかった。
みたいなことを考えて、在校・後輩方に挨拶を交わす。
そしてまぶしいばかりに白いグラウンドに出て行くと、やっぱり。
箒目も鮮やか、くっきりすっきり極まりなくグラウンドは掃き清められています。
ありがたいねー、ホント。学校全体の清掃も大変だったでしょうに。ありがとう、在校生の皆さん! で、 そのせっかくの箒目正しい、しかし、季節柄、渇ききったかに見えるグラウンド。そこに我等が足を踏み入れる、申し訳なさ。
ここまでは、品行方正だった。 そのあとが、ちょっと。
「まぁ、競馬場のダートコースってこういう感覚だろうか。青春のサラブレッドが、いまにも駿足を駆って・・・」と馬の気持ちについなった。 スミマセン。 気分は清新。こういう風にも展開していく。ああ、青春の曲がり角。そうしている間にも、まさしく本ページに紹介写真のように、 校庭では着々と記念撮影の椅子の用意や並ぶ順の按配など、手配が進みます。
それにしても、昔とちがい雑草のかけら、ペンペン草の一本もない、渇ききって見える、丘の上ならではの校庭。
一同は撮影中は、体育館に向かって位置する。結構堂々としている体育館の正面入り口と感じる。
けれども、惜しい。
体育館の前には緑ッ気が全然ない。グラウンドからまっすぐ館の入り口になる。
風薫る丘の上の学校は、周囲全体あんなに稲佐や岩屋山なんかに連なって、緑陰豊かな好地理であるのに、
これじゃあ、出来上がった記念写真は、『西高・サハラ砂漠分校・第三期生』の卒業写真のごたるやろう。
心配に。一転にわかにマチュピチュ教室に、サハラ分校。ま、西高らしく個性の乱立、それもいいじゃないの。
かくして、これは後日談になりますが、その体育館が長年のお役目をぶじに果たされて、この度、新築になるそうですね。
本当にながい間、私たちは、お世話になりました。
あなたの、大きくて包容力のある存在は、どれほど私たちの新旧の生徒たちを心身ともに育んできたことか。
こうなってみると、私たち14回生の同窓会が今年再び一度でもあなたのふところに包まれた見学ができた事が、 どれほど貴重な機会となったことか、深謝してやみません。
卑近ながら、私自身はあまり運動をしなかったから、、おおよそ体育館はバスケット部の人たちの部室のようなもの
か、雨の日のお役立ち用くらいにしか認識していなかった。でも、大講堂でもあったのですよね。いろいろ儀式の時の。
今にして思う、その存在だけで、私たちの日常を安心させていたと、しみじみとしています。
体育館さん。長い間、本当にありがとうざいました。
寂しいけれども、今年、再訪で出会えたことを、貴重な機会でした。ありがとう。
また、新しい体育館の出現を楽しみにしております。
では。なお明日10月17日は、東京での在京同窓会が、品川の何とかかんとかホテルで午後から開催です。 で、本日は頑張ってメール作成のページに寄稿しました。体育館の新築ニュースを知って、是非にとの思いからです。ではまた。