平成21年10月〜22年7月の間、県教委HPに連載した素人の駄文です。
・・・・・も山の賑わい!! 当HPの面埋めに!ご笑読下さい。(田中直英)
出会いに感謝(教育委員退任ご挨拶)
7月24日教育委員任期終了、無事任期を全う出来ました事、この4年間に出会い導いて頂いた大勢の皆様のお陰と心よりお礼申し上げます。
特に共に委員会活性化に取り組んだ先任、後任の委員の皆様、私の我儘、やんちゃを懐深く受容頂いた、教育長を始めとした委員会事務局各位には、「感謝」です。
委員就任前、第一次高校改革会議、県民英会話推進会議、教科書検定委員会等各委員や長大教育、長崎工業、附属中などの評価委員等を経験する中で教育との接点は多少あったものの、実際の教育委員会の所管事項は想像以上に幅広く、初めて目にし、耳にする事が多く戸惑いを覚えたのも事実ですし、退任の現在、所管事項掌握、理解に至らずは私の不明のいたすところです。
定例、臨時委員会での活発な議論、重い採決、移動教育委員会等の現場視察、各種行事参加、個別案件レクチャー、その全てが私にとって学びであり実りのある体験でした。特に現場での子ども達との交流、先生方の真摯な姿勢は忘れ難き良い思い出です。現場でご苦労されている校長先生方の本音の声、多様な子ども達を育む先生方の必死さ、勉強、部活に取り組む子ども達の真剣な眼差し等、全てが私にとって何よりの「師」でした。
3年目委員長として、県内市町教育委員総員にて、教育委員の役割、責務を語り合った研修会実施はともすれば形骸化、追認型と称される「委員会運営の在り方」を再考し、共に認識と自覚を共有する初めての機会、開催にご尽力いただいた関係者各位に感謝し、現山譜マ員長により継続発展は嬉しい限りです。
教育委員会の在り方、役割は日々多様化、専門性と時代の変化、厳しい社会のニーズに対応する事の大切さを確認いたしました。これからも益々「教育委員会と委員の責務」は問われ、又応える機能が必要と痛感致しました。
議会、知事部局、教育委員会事務局の時代に対応した教育委員会運営への意識の変革もお願いしたい事です。
教育委員コラムは委員皆様のご賛同と意識の共有での実現は嬉しい思いです。委員会、委員と県民、教育現場との距離をいかに近づけるか、その契機となり継続によって開かれた委員会として、県民、教育現場に委員の自分の言葉で心豊かな発信を続けて頂きたいと願います。
「教育委員会は子ども達とそれを育む教育現場の為にある」
「県民視点、素人感覚、子ども・現場目線で教育行政に」
「形骸化、追認型からの脱皮・委員の意識改革と勉強」
「開かれた委員会と公正な人事、処分」
そんな基本姿勢で委員各位と委員会運営に「志」と「行動」を共有し事務局のバックアップの基、過ごした4年間の任期、本当に充実した貴重な経験、これからも一県民の立場で長崎県教育現場と子ども達の応援団としてエールを送り続けます。
本当に有り難うございました。感謝を込めて。
平成22年7月24日 教育委員 田中 直英