風の風流 花の風流
お正月はいかがでしたか。
ご家族お揃いで…書きかけて、それならこの話のほうがいい、私たちの同窓生にして皆さんに人気のお医者のF先生に……、お正月につき直接にお年賀電話をさしあげたら、「ちょうど今、家族そろってハウステンボスについたところです」と楽しいお声が返ってきました。お元気です。もちろん。お孫さんが、ちょうど今度で七人になられたそうで、「七人の孫ですよ」とホントお幸せそう。まことにおめでとうございます。お医者と弁護士さんには、つい同級生でも後輩でも、自然に先生と呼んでしまいます。しかしなんといったって、現実この先生の場合は、落語でいう「先に生まれた」とか「先ずは生きてる」ではなく、「先ず(人を)生かしている」方だと思ったら、ますます尊敬を深くしてしまいます。
「先生ッ。積善の家に余慶あり……といいますから、先生の日頃のお仕事が現在ご一家のお幸せの元ですね」いうと「いやいや、女房が、よくできているからですよ」と。
これはF先生と直接お話している方なら先刻承知のように、ゼ〜ンゼン、うそいつわりのない、普段着の先生の口癖にして、F先生の真心だと思います。
それで、本ホームページで、かねて投稿のあったお話に関して(先生は、パソコンはやぐらしか・せからしか・の発言)筆者私は実はずっと以前から、先生はメールもされないと知っていました。そしてその理由について「無理もない」と納得していました。職業柄、まさにパソコン画面とは極度の緊張の中、穴があくほどそれを見つめる日常でおありだったでしょう。まったく命懸けの仕事の現場であられたはずですから、今は、私たち(同級生だからすぐわかる、年代的にも)現役をとりあえず引いておられる以上、ただならぬ緊張のツールとしてのパソコンでもあったでしょうと。(注/実際には、形を変えて今も第一線の仕事をしておられますが)
−−余談ながら、日本をよく知る北京の私の知己(中国の方)が、日本では、このハウステンボスと静岡県のべた褒めです。で、長崎県人としては、富士山を静岡から取ったら??かもよとメール。でも富士山はいい。何も、夢にまで見らんでも、日本人なら、見ようと思えばいつでも見にいけるところがいい。
話は戻り、「でも先生。そのパソコン上で、F先生はホントよか人(注/よかひと…と打鍵したら余暇人と出た)って褒めてもいいでしょう?」と言ったのです。
もっとも、先の投稿による、F先生のパソコンやぐらし発言を知って「シメタ、っ」と考えました。先生本人の見とらっさん今のうちに、その先生の「噂」を投稿しようっと。先生の、仙人のように、俗気を去られた、きれいな人間性の一面を……です。
インフルエンザが本格的に、流行り出すだしている季節です。筆者はもう早くに旧年12月から、風邪になり、かかり始めには魔法使いのような声だったから、あ゛〜とか、ヴ〜とか声を出していました。
そんな時にかかってきた電話は、おかしかった。本人だと言っても??で。
逆に用あって、こちらからかける時は「決して怪しい者ではありません」なんて、先方には最初の挨拶が余計怪しかったかも。
風邪ってようやく治ったからといって、もうかからない訳ではなく、またちがう風邪の症状が起こるのですね。この悔しさ、長崎弁でなんというのか。やぐらしか、でもせからしか、でもなく……、よそわしか、みたむなか、やっぱりくやしか、やろうか?
以前、あいにく「今風邪を引いて、落ち込んでいる」らしいと聞いた知人に、お見舞の電話をしたら、後日お礼の葉書を頂いた。そこにご自分のことを一句
「でかしたぞ! バカが治って 風邪を引き」(本人が自分で、そう言われるのだから)
で、私も礼儀上、返書一句 「ウイルスの 種類によっては バカのまま」
これじゃぁ、お見舞いしたのか何だか、なれども「あら惜しや 風邪が治れば もとのバカ」ともいえないしネ。ともあれ、毎年少しづつ流行り風邪にかかっておくと、後年免疫ができていい?のだろうか。
ある時、別のお医者さんのおっしゃるには「風邪を引くのは生きてる証拠です」だって。なるほど。もっとも、私の質問は「一生風邪にかからない法を教えてください」だったから、先生の方で「これはせっかく風邪にかかってもやっぱり、相当な○○だ」と思われたかも。それで反射的に生きてるうち……の言葉だったかな。女医さんだったし、女医さんの優秀な人は気が強い。そうでない場合は、そうでない。
ところで、愚息は正月から風邪である私に「なんで風邪引いたの?」と来た。バカかと思った。やっぱり遺伝か。もっとも古川柳に「どこで落とした、とは無理な尋ねよう」とある。自分でどこで落としたかわかったら、落とし物は存在しない。民族的な遺伝だろうか。
受験生は大変です。でも、秋は秋で台風があるし……。要心しながら、どうぞ、お互いあまり落ち込まないでください。
どちらにしても、一と月以上も風邪が治らなくて、連日モソモソしていたら、本日、幹事の方からメールを頂いてました。『とらんぽりん』の次を早く書きなさい、と。がられた、って感じがした。したもん。 それじゃァ、せっかく、ただいま利口のエリアの中にいるので、前回予告の「連続性」からちょっとはずれた内容にします。投稿欄のほうに向いた内容ですけど、がられたショックで、前々から考えていた話題を、予定早く、あんこがはみ出た饅頭のように。 F先生は現在『いのちの電話』のお仕事をしておられるだそうだけど。まだちょっとそこまでいっとらん自分のごたるよ。何とかの考え、休むに似たり……で、日本語ってよく準備できてる。 ではまた。この次はピシッと決めます(かも)。