長崎西高校第14回生同窓会に関連した最新情報をお知らせします

お問い合わせ
トップページ 新着情報 本部からのお知らせ 14回生各支部より 14回生掲示板
長崎西高14回生同窓会トピックス

『花の青春』とらんぽりん11

  無事でなにより幸福 二次会すぎて夜も更けて

子供のころに何気なく愛用していた「昔々、あるところに」また「ある日、ある時、ひとりの……」などの表現は、今頃の年齢になって見ると、実に味のある言葉だと思います。
うるさい事は言いっこなしか、忘れたのか、はたまた、とぼけた振りか、使いようで便利でもあります。
その中で、さすがに去年の5月19日は、忘れるはずはありませんが、以来にして以後、その延長線上としての14回生同窓会の、当ホームページ開設。この4〜5月はさらに大賑わいでした。これはやはりお祭り好きの長崎の伝統の、面目躍如の一面なのでしょうか。

オクラホマの友の無事は何よりでした。いずこの地においても、天変地異のすさまじさ、恐ろしさ。ところ構わずに発生する災害にはほんとお手上げするしかない。

源氏物語の「いずれの御時にか……」式あるいは「漢王、色を重んじ……」の、時代をぼかした記憶術で、いつ、どこで、誰がという記録性にはあまりこだわらず、物はおおらかにと、それをちょっと知的に言えば、老荘思想風の無為自然のまま、日本古来の、お天道さまと米の飯はいつでもついて来るで、これからもできればみんなして長寿、目出度い生き方を、お互い楽しみたいですね。
という流れに乗って進めば、いつも西高の同窓会では、参加するたびに、特に二次会また三次会の「宴もたけなわ」どきには、数々の名セリフが生まれます。つい最近、いや最新鋭にそんな言葉の出現があり、奇跡の名言が掲示板に登場しました。
いま、その本人の無事を確認できたからこそ、安堵するのですが、といって不幸にもご無事でなかった方の安否ことを思わないわけでは全くありませんが、最新掲示板での『勇介、飛んだか?』です。出色の名言。しかも期せずして生まれたらしい、自然流。
タイムリーでダイレクトで、かつ物凄いニュースがあり、しかも遠き友の安否を問う愛情がある。こんなにも俳句的な世界の、どっきり展開をコロッと表現できる同窓生って、どなたさんですやろ、卒業しても西高生恐るべしです。
昨年の5月の同窓会こそ、このオクラホマという地名に接し今までにない親近感がありました。この度の大災害に心からお見舞い申し上げます。勇介さんからのご返事もホームページの恩恵で様子がわかり安心しました。どうかお元気でまたご活躍ください。町も人々も落ち着いたら、オクラハマの牛も驚く大音響のカラオケで、またの帰郷に備えてくださいね。
時々刻々のホームページは生きている……この場ですが、ここから話題は前回に続いていきます。

ある時、あるところで それはとてもお天気の良い昼下がりに、一人の紳士の方が、そのすぐ側の玄関口の窓から顔を出され、外の光景を見渡すや否や、いきなり大きい声でこう言われました。
『ここに車を駐車したらいかんって、今朝がた職員みんなに注意したばっかりとに、真っ先にここに車を 止めとっとは「ウチのカァチャン」じゃなかね、ほんなこて……』

ちなみにこの玄関口とは、長崎県立長崎西高等学校の正面玄関でありました。
したがって職員方とは自動的にそこの全「先生方」であります。そして「ウチのカァチャン」と発言なされたのは、実にその時の「西高の校長先生」でありました。ハァー、西高では校長先生の如き、やんごとない御立場の方も、庶民的に、「ウチのカァチャン」って奥さんを呼ばすとバイね。と、まったくその場にいた私は大喜び。私の横にはそのご本人もおられます(たまたま私の中学の同級女性で親しい。職員ではないのでこの際、注意情報の圏外におられた。災難でした)
それが卒業九回生の同窓誌『ここの津』を先頃送り届けて下さった小山・元校長先生です。母校創立50周年の行事に関係した時のこと。飾らないお人柄を痛感して、なぜか生徒は幸せだって気がしました。

と思えば、一方で忘れられないのがもう一つの「カァチャン」。
これもある日、ある時。私たちの同期会同窓会、夜も更けて、宴は思案橋方面の会場へ向かう、浜の町あたりの交差点での出来事。二次会からまた三次会の会場へ、ぞろぞろと皆連れ立った歩く夜の長崎。とある交差点の信号で歩みがストップの一瞬。誰かさんが言った。その顔も名前も暗くてわからん。
いわく。「エー、三次会か四次会か知らんけど、まーだ行くとこのあっとね。今頃ウチじゃ、カァチャンの待っとるとよ。ほんなこてフの悪か」

それから会場に入ってカラオケの大騒ぎ。
かくして見えない部分ではいつも幹事さんの方々にはお世話になっているヒラ同窓会員の私達ですが、この時その幹事さんのやりとりが運悪くマイクに入っていた。
「どがんしようか。会費と人数の合わんごとなった」 すると 即返 「よかよか。歌うとから千円取れッ!」
みんな聞いてしまった。盛り上がること。盛り上がること。
こんな風で、いつも同窓会・同期会には、ただイソイソと呼ばれて集まるヒラ会員のひとりに過ぎない私などは、女性もそうですが男性の方々は、とても親切でおおらかで、性格が明るく、他人の為に一肌脱ぐ事を少しも厭わずです。立派だなぁと。みんなで手分けして物事を組織的に進めるのに少しも労を惜しまない奉仕の気持ち。お客を喜ばせるばかりか、一緒に自らも楽しみ、思い出を共有する。美しいですね。
普段から、校長先生はじめ卒業した生徒方も、さぞかしよかぁ「カァチャン」や「トウチャン」ありでしょうし、勇介も飛んじゃおらんごたるし、めでたしめでたし。
古稀の記念同窓会から丸一年の、感謝のメッセージに代えて……。ではまた

2013/5/24 ながた みほ

長崎西高14回生同窓会トピックス一覧
Copuright(c) nagasakinisi high-school 14th students dousoukai All Rights reserved. produced by arttech