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長崎西高14回生同窓会トピックス

『花の青春』とらんぽりん18

瑞 雲 (ずいうん)
『新春に寄せて』

こともなく
おだやかに

ただそのように
ありのまま

目にも心にもやわらぎの
み空にあふれる夢始め

富士は白銀
初日は金色
       (詩・ながた みほ)

瑞気が集まって、新年のお家をふっくらやんわり包み、雲や霞と漂う、瑞雲。その何とも縁起のいい 様子が『瑞雲集堂』です。あけまして おめでとうございます。

私たち、花の14回生の世代は、ヤマはシロガネ〜、アサヒをアビテ〜、という歌の言葉を何となく 覚えているから、ここも富士はシロガネ、初日はコガネと読んでくだされ。
キンイロよまた(金色夜叉)のキンイロではなく、コンジキでもなく、もっと古風に。
そして 新年は金銀ザクザクで 皆様に、いいお年でありますように。 すでにザクザクの人は、ちょっとは周囲に振り分けるように。

『シロカネ(銀)も クガネ(金)も 玉も何せむに まされる宝 子にしかめやも……』

日本の宝うた、万葉歌人の絶唱。古歌とは言え、ちっとも古くない われらの先人。

『ちちはは(父母)を 見れば尊し めこ(妻子)見れば めぐし愛(うつく)し 世の中は かくぞ道理(ことわり) もち鳥の……』とこの歌は、あとがまだ続きます。(万葉集・巻5)

パソコン上では、普通には漢字にフリガナが付けられないから、ここも読みを文中に挟みました。 めぐしうつくしの、うつくしは、美の美ではなく、愛の愛の意味であるとかで、うつくしは、愛である ことで、いっそう尊いもの。万葉集の中にはまだ整形された言葉の美はない。
それよりはるかに古いながら、孔子も『詩経』三百篇の、その詩は全て『思い邪しまなし』(思無邪) と言われています。万葉集も現代人にスッと迫る人情の親近感は、邪しまの思いなしだからこそ。

新年はカレンダー上、自動的に123(三ケ日)+45(土日)+有給とれば678910の豪華10 連休の人もいるそう。正月早々怠けるか、遊ぶか、会社を休む計算ばかりする者はろくでもない。 シロカネも、コガネも玉も何せむに、玉吹く額(ひたい)の汗にしくなし。
以上、お正月の『花の青春』御・祝・儀・相場の書き出しでした。

これよりは、かの11月30日・池袋での同窓会の感想です。

期待通りハデーに、盛会裏に進んだ当日の流れの全体は、すでに掲示版〔663〕のノッポ爺ジョ さんと、右田さんのトピックスの 〔在京支部同窓会盛大に開催〕(前半)(後半)二部の労作・ 力作による詳細ご報告があり、楽しかった会が記録されました。
関西に負けない勢いと熱気のほとばしりです。
長崎からは14回の幹事のお二方が無事に上京ご出席され、何より同慶の至りでした。そんな正式の 記録に、ちょっと加えて、以下は私個人のその時・その場で見えた・聞いたよ・ちらっとのアウトサ イドのレポートです。出席していて、なぜアウトサイドかと言うと、20人以上の集いとなると、 それが自然に三つくらいのグループになって、食事時の着席テーブル、別の場所への移動時でと固まり つつ、話題もそれぞれの場ごとに盛り上がります。それで、インサイドからでも全体の把握はろくに 出来ないのでした。

こうした中で、なぜかくっきり判ったのは、一番最後になり、いよいよ同会もお開き前にひときわ大 きい声のご挨拶の時点だった。その要旨は「来年の幹事の人選」について。
しかし、驚いた。そのテーマで、まずいろいろ難解な説明があって、さて注目の結論。みんな耳目を そばだてる。『……というわけで、来年からは、ここにおられる全員皆さんが「幹事」と言うことで』 ですって。シロカネもクガネも玉も何せむに、「ここにおる人、みな幹事とせむ」なんであります。 つまり在京の14回は来年より全員幹事であると。なんとまた、丼(どんぶり)勘定であることよ。 人事のどんぶり勘定、なんて聞いた事がない。

私事ながら、その昔の話、私らの上司で、浅草出身であった江戸っ子専務は「てんこ盛り」が口癖。 聖なる業務の会議中でさえ、しばしば「てんこ盛り」が 出てくるから何か、ヘン。ヘンは変態のへん。 長崎の西高同期会では、もっとも神聖な人事さえ、どんぶり盛りの勘定であるのだったか。
思い出せば、昔あるところに、「ポツダム中尉」とあだ名の高校の先生がおられた。当時であって、 小・中・高には軍隊帰りの教師もよくおられた。なんでも戦争が終わる頃の軍隊では、一時に二階級 特進されることがあったそうな。それ式に言うと、これ私らは「どんぶり幹事」ということに。 もっと興味深い。今回挨拶の人が 厳粛に「本日は21名もの参加で……」と言われた。それを聞いて、 アレッ。事前には確か22名の人数と聞いていた、と不審に思うと、やっぱり、横の誰かに助言されて 「アッ、 22名でした」と緊急訂正。
ちなみに横列に座卓で一列に10名並ぶと、誰が誰かも離れてわかりにくい。しかも何年振り、何十年 振りでもあり、シロガネの糸もコガネに混じり、かつ奮闘努力の若作りがさらに加わる。
当日、1名減でも、大切な話だからショック。だから、その計算違いの原因をズッと考えて、判った! 単純。
−−その人はきっと立っていて自分を勘定に入れるのを忘れたのだ。そんな算数問題があったねー。 棒が22本立っていて、その各棒の間が各距離が何とかカントカという。あれだあれだ。

そのうちに話題が「来年も一泊など旅行の同窓会がどうだろう」と、同窓会の企画総案に入る。 で、私の横の人がさっそく提案。「旅行当日の宴会のあとは、全員カラオケで歌おってどうですか」 いつもポーとして、大事な時ほポーとなる私は、その時も以前の同期会旅行の、美しい富士山見物 なんか思い出していたら、ふいに「全員カラオケ」の言葉が……。
急に現実に戻って、わっ。ぞうたんじゃなか。昔、会費不足は「よかよか歌うとから千円取れッ」 今度はまた「下手とから千円取れ」になる。なる。なる。いやいや「上手とから」も取られるかも。 まさしく、シロカネもコガネも玉も、なんもせんでも、とられるバイ。そういえば、今回は出席されなか ったが、税務のエキスパートの同級・某さんはある時「よかよか、金の有るけん、取れ、取れ」と発言 されて、一瞬おいて「適正価格で……」。さすが〜清廉潔白。模範回答なのが、公立高校的であります。 と感心したことですが、歌にも適正価格はあるかしらん。耳の慰謝料、以外に。

次回以降も、まだまだ思い出す限り、当日の池袋の昼間〜浅草の夕方・夜の話をお伝えしたいし、ここ では書ききれなかった大事な話題もあります。皆様方もいろんな会話で盛り上がっていたので、どうぞ 順不同で掲示板等に各話題を、どんどんご紹介ください。話題が話題を呼び起こします。

特記/ナーニーさんの紫のマフラーがとても素敵でした。さすがプロ、着こなしが自然で、都会的で。 長年、同窓会の会長を勤めていただいている堤内さんも、ゆっくり久しぶりに直接お話しすると、 温厚変わらずして知性の燻し銀。うれしく楽しいひとときでした。女性群で元気な三人娘のお一人 (名はロコちゃん?)も、十分に一人でも三人分の若々しさと朗らかさで素敵。
早速「あなたの長崎弁はおかしか」と筆者にご指導。スミマセン。私は彼女の「東京に長く住んで いても、長崎弁のこのままよ」を尊敬して、そこが輝かしい。いつも、明るく、公平さにあふれて 、なお体形スラー。今も運動現役ですって。だから同期の「自由の女神」という名を進呈したことでした。

では今回このへんで。 あらためて 今年も どうぞよろしく。交通事情にも気をつけて。 自転車運転もこれから厳しいルールになりました。『石頭 それでもかぶろう ヘルメット』ですって。

2014/01/14 ながた みほ

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